廊下の、施工途中です。
廊下の柱の見える施工法です。
右の石膏ボードの上(昔は土壁)に左官職人さん(絶対数が減っています。)が、壁を平らに塗って行きます。(平らに塗れない為、クロスや、サエディングや、模様の様な壁・・・・)と代替品が多いです。
壁もこだわると、キリが無いです。
小川建築では、平らに仕上げる事が、可能な、職人さんを、常に用意しております。
小川建築
角材使用の小屋組です。
小屋組に、角材を使用し、しっかり組んだ様子です。
プレカット(工場機械加工)とは、違います。(笑)
小屋組の丸太加工です。
小屋組の加工は、家の強度を受けるので、重要です。
希望により、丸太加工も角材加工もします。
丸太加工は、手間が掛かる分、丈夫です。
真似をしようにも、難しい所です。
欅の加工を、した所です。
欅は、乾燥させるのに大変で、加工は、簡単ではありません。
よく、「なんちゃって欅」・「欅のフィルム張り」加工を、見ますが、否定はしません。・・・・
廊下長押(ろうかなげし)です。
廊下長押は、よほど高級な住宅で無いと廻しません。
右側は、漆塗り+本葛の建具・・・・です。
真剣な作業工程です。
写真には、写っていませんが、先には製材機が回っています。
木材・機械・墨・・・・ちょっとズレると駄目です。
小川 登志廣 名人も真剣です。
床の下は、しっかりと造ります。
ここが肝心な部分で、上を一気に耐震化しても意味が無いと思います。
ここに、焼きなまし鉄線や、アンカーボルトが入り、頑丈になります。 後は、地盤調査の結果次第です。
ゴムや、プラスチック、・・・・風化が怖いし、修理費もバカになりません。
2人の名人です。 2人とも、建築士です。(これもまた、難しい資格です。)
(左)小川 登志廣:名人 (右)故:小川 芳雄:名人
大工職人が棟梁になり、棟梁が色々な苦労をして、名人になれればいい世界です。
職人の世界で「名人」になるには、並大抵の苦労では、駄目です。
名人になると、誰も逆らいません。
小学校の頃からの、現場経験がないと、難しいです。
大学受験なんてモノではないと思います。
彫刻欄間です。
材料は、乾燥した、楠です。
厚みは、凄く厚いです。
良い巾木(柱と柱の材)とは、こういう物です。
正面は、欅の巾木(取り付け方には、色々あるので、省略します。)です。